畳替えってどこに頼むの?失敗しない畳選びの基準やコツを紹介
2026年2月6日
2月に入って寒さも本領を発揮してきましたね。 流行り風邪にはご注意してください。
先日、佐賀市の小学校・中学校にて、ものづくり体験教室を実施してきました。

当社の代表である3代目は平成25年に「佐賀マイスター」に認定され、畳の普及の向けてものづくり技能フェスタや体験教室、昨今は佐賀ものすごフェスタなど様々なイベントに組合として出向いています。そこでいつもお決まりの質問をします。
『この中で家に畳の部屋がある人?』
今回は半数以上は手が挙がっていましたが、逆に言えば畳がない家が半数近くもあるという事です。
新しい畳の香りは、落ち着き、どこか懐かしい記憶が蘇ると言う方が多いのですが、この感覚が無くなってしまうと考えると、日本の伝統、畳を無くしてはならない、と言う使命日々に胸を熱くさせられています。
さて、今回は畳替えの際に、近年様々な種類の畳が増えて
「どれを選べばいいの?」
「どこに頼めばいいの?」
と言う疑問にお答えしていきます。
最近では和紙畳や琉球畳などが流行っていて、よく勧められている畳店さんの話をお聞きしますが、実際どのようなものか、い草と和紙、樹脂の違いについてよく理解して、失敗しない畳選びの参考にしてください。
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目次
・い草の効能について
・なぜい草がいいのか
・い草のデメリットのお話
・い草ではない畳とは(和紙畳・樹脂畳について)
・失敗しない畳選びの基準やコツ
畳の原材料『い草』の効能について解説します。
いぐさ(藺草)は、イグサ科の多年草で、畳表の材料として栽培されています。 畳表はその茎で作られており、内部はスポンジ状になっていて、高温多湿な日本の気候に最適な敷物であると言えます。
その効能は以下のとおりです。
1.調湿効果
2.消臭効果
3.空気清浄効果
4.リラグゼーション効果
5.断熱効果
6.クッション性能
初めに調湿効果についてです。日本には四季があり、梅雨から夏にかけて高温多湿な季節になりますが、スポンジ状の内部に水分を吸収することができます。その量はなんと1畳で500mlにも及ぶと言われており、ジメジメした梅雨時期にもカラッと過ごすことができます。逆に、秋から冬にかけて乾燥している時期にはこの湿気を放出することで、天然の加湿・除湿器とも言えます。
次に消臭効果についてです。先ほど説明したスポンジ状の内部は、アンモニアや二酸化窒素などの汚染物質を吸い込み、閉じ込めるフィルターの役割をします。そしてただ閉じ込めるだけでなく、い草の組織と中和することで匂わない物質に変化させ、脱臭効果を発揮します。
また、い草には抗菌効果もあり、雑菌などの繁殖を抑え、臭いが発生しにくい状態にすることができます。まるで天然の空気清浄機ですね。
そして新しい畳といえば、なんと言っても、い草の香りが特徴的です。その香りの成分の『バニリン』『フィトンチッド』にはリラグゼーション効果があり、森林浴に近い効果があると言われています。九州大学の研究では、この香りが集中力をもたらす事と、睡眠の質を高める事が証明されています。
最後に断熱効果について、スポンジ状の内部にはたくさんの空気が含まれており、空気は熱を伝えにくい性質から断熱性が高いことが言えます。フローリングの冷えた感じが、畳の上ではほとんど無いことが分かると思います。
また空気を含むことから、い草にはクッション性があり、特に良い畳表は粒揃いがよく、断面が丸く整っていて足触りもよくクッション性に富んでいます。
これらの効能より、い草の畳表がオススメなのですが、もちろんデメリットもあります。
い草のデメリットは以下の点です。
1.お手入れが必要(カビ対策など)
2.摩耗しやすい
3.汚れが染み込みやすい
畳表は青緑色をしていますが、徐々に黄金色に変色していきます。 良いい草であれば、特に一色で綺麗な飴色へと経年美化していくのですが、青緑色の畳表には葉緑素と呼ばれる栄養が多く含まれており、これがカビの原因となります。
お手入れは換気・掃除・除湿が必要で、一日1回、部屋の換気を心掛け、畳の掃き掃除もしくは掃除機掛けを行い、湿度が高い日は除湿機やエアコンなどで調整してあげることで、カビの発生を極力抑えることができます。
摩耗のしやすさについては、どうしても柔らかい植物であるため、ペットの爪研ぎや子供のおもちゃの引きずり跡、子供の活発なすり足などには弱く、傷がついたりささくれたりしてしまいます。
また、フローリングと違って、液体をこぼすとすぐ染み込んでしまい、シミになりやすいです。乾いた布で素早く拭き取るなど、迅速な対処が必要になります。
これらのデメリットの対策として、近年増えてきた『和紙畳』『樹脂畳』という新素材の畳があります。
和紙畳とは、機械漉き和紙をこより状にして、い草に模して製織された畳表です。表面を樹脂コーティングすることで水気にも強く、和紙の風合いが柔らかいため人気の商品です。ただしコーティングが取れてしまうと撥水性能は落ちてしまうので注意が必要です。
次に樹脂畳とは、樹脂と無機素材を配合したい草様の樹脂で製織された畳表です。い草に近い内部の空気層がクッション性を高め、樹脂であるため水気に強くシミが出来にくいのが特徴です。
和紙・樹脂のどちらも、カラーバリエーションが豊富で洋室にもあうコーディネートが可能ですので、最近の新築の和洋室には人気があります。
また、色変わりがしない点、カビが発生しづらい点、摩耗に強い点から選ばれる方も多いです。
い草の効能やデメリット、そして和紙・樹脂の新素材の畳の事をしっかり理解した上で、ご自分にあった畳表を選びましょう。
当店はい草の畳表がオススメなのですが、ライフスタイルに合わせて、和紙や樹脂の畳表もご提案させていただきます。お部屋の使い方や生活様式、家族構成などによってオススメのご提案ができますので、まずはお話を聞かせてくださいね。
まとめ
失敗しない畳選びの基準やコツについて
1.い草の効能を理解すること
2.い草のデメリットを理解すること
3.和紙畳と樹脂畳の事を理解すること
4.以上を踏まえて、何を優先するか検討すること
いかがでしたか?
『流行りの和紙畳にして、お洒落なお部屋になったんだけど、なんだか畳が硬くて冷たい気がする。』
と言う事でい草の畳に替えられた事もあります。
お近くの畳店でしっかり相談して失敗しない畳替えができたら良いですね。

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