畳表の品質の見分け方|新芽と古芽の違いで分かる本当に良い畳表とは?
2026年2月26日
畳表の良し悪しは、実は「芽の出方」で大きく変わります。
見た目はどれも同じように見える畳表ですが、数年後の色合いや耐久性に差が出る理由は、い草の“芽”にあります。
今回は、畳表の品質を見分けるうえで重要な「新芽」と「古芽」の違いについて解説します。
芽の出方の違いが品質を左右する
い草には大きく分けて「新芽」と「古芽」があります。
■ 新芽の特徴
- 細く、明るい緑色
- 粒が揃っている
- 退色後もきれいな飴色になる
- 黒筋が出にくい
- 耐久性が高い
新芽中心の畳表は、年月が経っても美しく、長持ちします。
■ 古芽の特徴
- 太く、濃い緑色
- 茶色っぽさがある
- 退色するとムラが出やすい
- 耐久性がやや劣る傾向
一見すると濃い緑色で立派に見えますが、時間が経つと差が出やすい部分です。
先刈りが品質を左右する理由
品質の高い畳表を作るためには「先刈り」という工程が重要です。
先刈りとは、
- 地表面に日光を当てて地温を上げる
- 先端をカットして新芽に栄養を集中させる
- 古芽の伸びを抑える
この工程を丁寧に行うことで、粒が揃った質の高い新芽が育ちます。
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見分け方のポイント
① 根元を見る
粒の揃い方や色の均一さを確認します。
- 細く白っぽく揃っている → 新芽が多い
- 太く茶色っぽい → 古芽が混ざっている可能性
② 「揃っているか」を見る
色や太さが均一であることが重要です。
ムラが少ないほど品質は安定します。
「⑤の芽」を選別した畳表とは
品質重視の畳表では、
最も良いとされる「⑤の芽」を中心に選別して織り上げます。
⑤の芽だけを選別するには、
- 手作業
- 色彩選別機
などが必要で、大量生産はできません。
そのため希少価値が高く、退色後も美しい畳表になります。
い草は、植えてから順番に芽が伸びていきます。
実はこの「どのタイミングで伸びた芽か」によって、畳表の質は大きく変わります。
中でも、5番目に伸びる頃の芽は、
生育環境が最も安定している時期に育つことが多く、
繊維の密度と柔軟性のバランスが非常に良い状態になります。
若すぎる芽は繊維がまだ細く、
逆に育ちすぎた芽は硬くなりやすい。
そのちょうど中間、
“最も充実したタイミング”で伸びた芽が、
退色後も美しく、黒筋が出にくく、耐久性にも優れる傾向があります。
業界の勉強会などでは、この状態を指して
「⑤の芽」と表現することもあります。
つまり数字の問題ではなく、
い草が最も充実したタイミングで伸びた芽かどうかが重要なのです。
数年後に差が出る理由
畳は敷き込んだ直後よりも、3年後・5年後に差が出ます。
新芽中心の畳表は、
- 黒筋が出にくい
- 色ムラが少ない
- 表面が長持ちする
つまり、芽の出方を理解することが「長く満足できる畳選び」につながるのです。
まとめ
畳表の品質を見分けるポイントは、
・粒の太さ
・色の揃い
・新芽中心かどうか
・選別の丁寧さ
見た目の濃い緑色だけで判断せず、
“芽の質”を見ることが本当に良い畳表を選ぶコツです。
畳は「今」よりも「数年後」で差が出ます
畳表は、敷き込んだ直後はどれもきれいに見えます。
ですが、本当に差が出るのは3年後、5年後です。
色の変わり方、黒筋の出方、表面の持ち。
それは、い草がどのタイミングで伸びた芽なのかによって大きく変わります。
見た目の濃い緑色や価格だけで選ぶのではなく、
どんない草が使われているのかを知ることが、後悔しない畳選びにつながります。
当店では、い草の成熟度や粒揃いを確認しながら、
数年後も美しく保てる畳表をご提案しています。
もし畳の張替えをご検討中でしたら、
実際の畳表を見ながら違いをご説明することも可能です。
お気軽にご相談ください。






